開業準備 / 更新 2026-10-09
横浜市・川崎市・相模原市の訪問介護指定申請 様式の入手先と窓口・提出期限
神奈川県の政令指定都市(横浜市・川崎市・相模原市)で訪問介護の新規指定を申請するときは、県ではなく市が申請先です。3市とも厚生労働省の電子申請届出システムが使え、横浜市と川崎市は期限が指定予定日ごとの表で示されています。横浜市は管理者向けのセミナー受講が必須、川崎市は口頭の質問を原則受け付けないなど、運用は市ごとに違います。
この記事で決めること
神奈川県の政令指定都市(横浜市・川崎市・相模原市)で訪問介護の新規指定を申請する事業者が、各市の窓口、提出期限の考え方、提出方法、様式の入手先を1ページで比べて確認するための考え方と確認順を整理します。
読み終えたら、横浜市・川崎市・相模原市の窓口・提出期限・提出方法の確認表を作成できる状態を目指します。
3市は県ではなく市が窓口
指定都市では介護保険法の特例により市が指定権者になります。神奈川県の考え方は神奈川県の新規指定申請の様式と申請の窓口に、市が窓口になる仕組みは政令指定都市・中核市での訪問介護の指定申請にまとめています。
ここでは3市の公式ページ(2026年10月9日確認)から、窓口、提出期限、提出方法、様式の入手先を比べます。横須賀市など中核市と、個別の申請が受理されるかどうかは扱いません。
| 確認事項 | 横浜市 | 川崎市 | 相模原市 |
|---|---|---|---|
| 窓口 | 介護事業指導課 | 高齢者事業推進課 事業者指定係 | 福祉基盤課 高齢指定・指導班 |
| 提出方法 | 原則として電子申請届出システム(GビズID必要) | 電子申請届出システム。登記事項証明書などの原本は別に郵送 | 電子申請届出システムまたは郵送 |
| 提出期限の示し方 | 指定予定日ごとの申請受付期限(必着)の表 | 指定予定日ごとの申請締切と補正完了期限の表 | 新規申請に係る書類のZIP内の資料で案内(日付は本ページでは未確認) |
| 手数料 | 申請の予約後に納付書が送付される(金額は未確認) | 訪問介護の新規指定は1サービスにつき20,000円 | 未確認 |
横浜市は管理者セミナーの受講が必須
横浜市の「居宅サービス(訪問介護など)の新規指定申請について」(2026年9月25日更新)は、新規指定を予定する事業所に、横浜市介護事業所サービス質の向上セミナーの受講を必須としています。指定申請マニュアルと指定申請スケジュールは、最初に必ず確認するよう書かれています。
スケジュール(令和8年4月版)では、指定予定日が10月1日なら申請受付期限(必着)は8月10日で、管理者向けセミナーの申込期限は6月4日、研修日程は6月11日です。指定予定日が12月1日なら、申請受付期限は10月13日です。提出期限を過ぎての書類受付はできないと書かれています。
窓口に持参する場合は、平日(祝日・休日と12月29日から1月3日を除く)の午前8時45分から午後5時15分までの開庁時間内に持ち込みます。個別の相談事項は、介護事業指導課へ電話で相談するよう案内されています。確認したページには、訪問介護について事前相談を義務づける記載はありませんでした。
訪問介護の様式は、指定(許可)申請書(別紙様式第一号(一))、指定申請書(別紙様式第三号(四))、付表第一号(一)・付表第三号(一)です。ほかに従業者の勤務形態一覧表、運営規程と料金表の記載例が同じページにあります。
手数料は、申請の予約後に市から納付書が送られます。金額は本ページでは確認できていません。
川崎市は期限が厳格で口頭の質問は原則不可
川崎市の「訪問介護」のページ(2026年9月11日更新)は、各届出の提出期限を厳守とし、期限後の申請や補正は受け付けないとしています。電話や来庁による口頭の質問は原則として受け付けず、疑義がある場合に限り、質問票を市のオンライン手続で送るよう求めています。届出の要否や必要書類の案内などの軽微な質問は、ページの問い合わせ先で案内されると書かれています。
「指定申請の流れ」では、指定予定日が10月1日なら電子申請の申請締切は8月25日、補正完了期限は9月10日です。12月1日なら10月25日と11月10日、2027年1月1日なら11月25日と12月10日です。登記事項証明書や返信用封筒など原本が必要なものは、電子申請とは別に郵送し、申請期限当日の消印まで有効です。
事前の図面確認は原則として行わず、例外は通所介護などの一部のサービスです。
審査手数料は、訪問介護の新規指定で1サービスにつき20,000円で、市から届く納入通知書で支払います。審査の結果、指定できない場合も返還されません。審査に支障がなければ翌月1日に指定し、指定通知書は指定日の前月末日に発送されます。
| 指定予定日 | 申請締切 | 補正完了期限 |
|---|---|---|
| 2026年10月1日 | 2026年8月25日 | 2026年9月10日 |
| 2026年12月1日 | 2026年10月25日 | 2026年11月10日 |
| 2027年1月1日 | 2026年11月25日 | 2026年12月10日 |
相模原市は新規申請の書類ZIPで受付期間を確認
相模原市の「介護サービス事業者に係る申請書・届出書等」(令和8年8月14日更新)は、申請・届出の方法を電子申請または郵送としています。郵送先は市役所の福祉基盤課 高齢指定・指導班です。電子申請届出システムの利用には、GビズIDの登録などの事前準備が必要です。
新たに介護サービス事業所を開始する場合は事前に届出が必要です。ページに載っている「新規申請に係る書類」のZIPにある「新規指定申請の流れについて」と「新規申請必要書類一覧」を確認し、受付期間内に提出するよう案内されています。
ZIP内の文書は今回の確認では読めなかったため、受付期間の日付、事前相談の要否、手数料の金額は書いていません。指定希望日が決まったら、ZIPの最新版で日付を確かめてください。
確認の順番
指定権者に確認する事項の全体は指定権者に確認する事項の一覧にあります。県の窓口になる地域の例は東京都の新規指定申請の様式と指定前研修・愛知県の新規指定申請の様式(名古屋市は別窓口)です。
まず所在地が3市のどれかを確認します。次に指定予定日を決め、横浜市は申請受付期限とセミナーの日程、川崎市は申請締切と補正完了期限、相模原市はZIPの受付期間から逆算します。電子申請を使うなら、GビズIDの取得を先に済ませます。
個別の申請が受理されるかどうかは、各市の窓口が判断します。
実行チェックリスト
次の順に確認します。未確認の項目は推測で埋めず、担当と確認期限を残してください。
- 事業所の所在地が横浜市・川崎市・相模原市のどれかを確認し、申請先を決める
- 横浜市は指定申請スケジュールの申請受付期限(必着)と管理者向けセミナーの日程を、川崎市は指定申請の流れの申請締切と補正完了期限を、相模原市は新規申請に係る書類のZIPの受付期間を確認する
- 指定予定日から逆算して、書類づくりとセミナーの日程を組む
- 電子申請届出システムを使うなら、GビズIDの取得を先に済ませる
一次資料
制度の確認に使用した公的一次資料です。個別地域の運用は指定権者で確認してください。
- 横浜市「居宅サービス(訪問介護など)の新規指定申請について」(確認日 2026-10-09)
- 横浜市「質の向上セミナー・指定申請スケジュール(令和8年4月版)」(確認日 2026-10-09)
- 川崎市「訪問介護(介護予防・日常生活支援総合事業(第1号事業)を含む)」(確認日 2026-10-09)
- 川崎市「指定申請の流れ(新規事業者指定)」(確認日 2026-10-09)
- 相模原市「介護サービス事業者に係る申請書・届出書等」(確認日 2026-10-09)