開業準備 / 更新 2026-10-09
広島市・岡山市の訪問介護指定申請 様式の入手先と窓口・事前相談・提出期限
広島市・岡山市で訪問介護の新規指定を申請するときの窓口は、県ではなく各市です。どちらの市も、申請の前に図面などを持って事前に相談する手順があり、申請書の提出期限は指定を受ける月の前々月末です。広島市は電話で予約して図面の相談を受け、岡山市は電話予約のうえ管理者予定者か法人代表が来庁し、申請は原則として電子申請届出システムで行います。
この記事で決めること
広島県の広島市、岡山県の岡山市で訪問介護の新規指定を申請する事業者が、各市の窓口、事前相談の扱い、提出期限、提出方法、様式の入手先を1ページで比べて確認するための考え方と確認順を整理します。
読み終えたら、広島市・岡山市の窓口と提出時期の確認表を作成できる状態を目指します。
広島市は図面を持っての事前相談が先で、建築・消防との協議が必要な場合がある
広島市の「01 新規指定申請の手続き及び様式集」(2026年9月16日更新)は、新規指定の申請にあたって、設備基準などの確認のために開設候補の建物の図面等を用意し、介護保険課へ事前相談を行うよう求めています。窓口は健康福祉局 高齢福祉部 介護保険課の事業者指定係で、電話は082-504-2721です。
同じページに掲載された案内文書「介護サービス事業所・施設の指定(指定更新)申請について」は、申請や事前相談は担当者が対応するため、あらかじめ電話で予約のうえ来るよう書いています。受付時間は午前9時から正午と午後1時から5時で、建物の建築や改修を伴う場合は、設計図面で相談して設備基準に合うことを確かめてから着工するよう求めています。
ページは、別途手続き・協議が必要な場合の一つとして、指定申請に先立つ建築部局と消防部局との協議を挙げています。都市計画法、建築基準法、消防法などの届出が必要になる場合があるため、事前に関係部署へ相談するよう案内文書にも書かれています。
指定は毎月1日付けで、申請書の提出期限は指定を受ける月の前々月末です。末日が土曜日、日曜日または休日のときは、直前の開庁日になります。書類に不備があったり、提出期限までに補正が終わっていなかったりすると受け付けられないため、日程に余裕をもって出すよう求めています。
審査手数料は、指定居宅サービス(特定施設を除く)の指定申請で20,000円です。納付書は、事前協議が整って申請書を受理する段階で市から渡され、金融機関で納めたうえで納入通知書兼領収証書の写しを出します。
様式は同じページからダウンロードします。必須の書類は、様式第一号(一)の指定(許可)申請書と、訪問介護の付表(Excel)です。ほかの提出書類は、サービスごとの「提出書類チェックリスト」で確認します。
従業者の勤務の体制及び勤務形態一覧表(標準様式1)には訪問介護(総合事業兼用版)があり、運営規程の記載例も載っています。訪問介護の事業所が要支援認定者などに訪問型サービスを行う場合は、別に総合事業者の指定が必要です。
市の様式ページと案内文書には、電子申請の受付や申請書の提出方法の記載がなく、厚生労働省の電子申請導入のページへのリンクがあるだけでした。広島市で電子申請を受け付けているかどうかは確認できていません。県が窓口になる区域の手続きは広島県の新規指定申請の様式と申請の窓口にあります。
岡山市は電話予約の事前協議があり、申請は原則として電子申請届出システム
岡山市の「訪問系サービス事業所の指定・更新申請について」(2026年9月11日)は、新たに指定を受けようとする場合に、事前協議(図面協議等)を行うため担当係へ予約するよう求めています。窓口は保健福祉局 高齢福祉部 事業者指導課の訪問居宅事業者係で、電話は086-212-1012、開庁時間は平日の午前8時30分から午後5時15分です。
申請の手引きによると、流れは事前相談、申請書等の受付、審査(約1か月)、指定通知の順で、指定は1日付けです。事前相談は新規申請のときだけで、電話での予約が必要です。担当者が不在のこともあるため、必ず予約してから来るよう書かれています。
事前相談には、管理者に就任する予定の人か法人の代表など、事業について責任をもって答えられる人が来ます。設計コンサルタントや建築事業者だけでの相談はできません。用意する書類は、事前相談票、事業所の建物の平面図、法人登記事項証明書の写し、建築物関連法令協議記録報告書です。
指定申請の期限は、指定日の前々月末日です。市のページは末日が閉庁日のときは翌開庁日としています。手引きは、事業開始予定日の2か月前の月末までに出すとしており、期限を過ぎると指定予定日を変更することがあります。
提出は原則として電子申請届出システムです。「電子申請届出システムの運用開始について」(2026年4月3日)によると、令和6年12月1日から全ての介護保険サービスで受付が始まり、令和7年4月からは原則として電子申請届出システムでの提出で、困難な場合は相談するよう書かれています。
利用にはGビズIDのプライムかメンバーが必要で、エントリーは使えません。IDの取得には2週間程度かかるため、早めに進めるよう案内しています。登記事項証明書は、登記情報提供サービスで取得した電子データでも出せます。
様式は、市のページから申請の手引き(PDF)、事前相談票(Excel)、訪問介護指定(更新)様式等(ZIP)を入手します。審査手数料の金額は、確認した範囲では見つかりませんでした。県が窓口になる区域の手続きは岡山県の新規指定申請の様式と申請の窓口にあります。
| 確認事項 | 広島市 | 岡山市 |
|---|---|---|
| 窓口 | 健康福祉局 高齢福祉部 介護保険課 事業者指定係 | 保健福祉局 高齢福祉部 事業者指導課 訪問居宅事業者係 |
| 事前相談・事前協議 | 事前相談あり。開設候補の建物の図面等を用意し、電話で予約。建築部局・消防部局との協議が先に必要になる場合がある | 事前協議あり(新規のみ)。電話で予約し、管理者予定者か法人代表が来庁 |
| 提出期限 | 指定を受ける月の前々月末。末日が土日休日なら直前の開庁日 | 指定日の前々月末日。末日が閉庁日なら翌開庁日 |
| 指定日 | 毎月1日 | 1日付け。審査はおよそ1か月 |
| 提出方法 | 確認できず(様式ページと案内文書に提出方法の記載なし) | 原則として電子申請届出システム(GビズIDのプライムかメンバー) |
| 手数料 | 指定居宅サービス(特定施設を除く)の指定申請は20,000円 | 金額は確認できず |
| 様式の入手先 | 市の「01 新規指定申請の手続き及び様式集」(様式第一号(一)、訪問介護の付表、チェックリスト) | 市の「訪問系サービス事業所の指定・更新申請について」(手引き、事前相談票、様式のZIP) |
確認の順番
指定権者に確認する事項の全体は指定権者に確認する事項の一覧に、市が指定権者になる仕組みは政令指定都市・中核市での訪問介護の指定申請で整理しています。
まず事業所の所在地が広島市内か岡山市内かを確認します。どちらの市も、事前相談の予約と図面の用意を先に進め、希望する指定日の前々月末から逆算して書類を整えます。末日が閉庁日のときの扱いが、広島市は直前の開庁日、岡山市は翌開庁日と書かれているので、期限の日付は窓口で確かめます。
個別の申請が受理されるかどうかは、窓口が判断します。
実行チェックリスト
次の順に確認します。未確認の項目は推測で埋めず、担当と確認期限を残してください。
- 事業所の所在地が広島市内か岡山市内かを確認する。どちらも県ではなく市が窓口
- 広島市は開設候補の建物の図面を用意して、電話で予約のうえ事前相談をする。建築部局・消防部局との協議が先に必要になる場合がある。岡山市は管理者予定者か法人代表が、電話予約のうえ事前協議に行く
- 希望する指定日(毎月1日)の前々月末を提出期限として逆算する。広島市は末日が閉庁日なら直前の開庁日、岡山市は翌開庁日と書かれているので、早めに出す
- 岡山市はGビズID(プライムかメンバー)を取得して電子申請届出システムで提出する。広島市の提出方法と岡山市の手数料は市の窓口で確認する
一次資料
制度の確認に使用した公的一次資料です。個別地域の運用は指定権者で確認してください。
- 広島県「介護保険事業所・施設の指定申請等の手続きについて」(確認日 2026-10-08)
- 大阪市「大阪市の居宅サービス事業所の指定申請」(確認日 2026-10-08)
- 岡山市「訪問系サービス事業所の指定・更新申請について」(確認日 2026-10-08)
- 広島市「01 新規指定申請の手続き及び様式集」(確認日 2026-10-09)
- 広島市「介護サービス事業所・施設の指定(指定更新)申請について(Word)」(確認日 2026-10-09)
- 岡山市「訪問系サービス事業所の指定・更新申請の手引き(訪問介護)」(確認日 2026-10-09)
- 岡山市「介護事業所等の指定申請等に係る「電子申請届出システム」の運用開始について」(確認日 2026-10-09)